手記

楠木亭西風が書いている。

2022年3月まとめ

出張で福岡に行った。
仕事の待ち時間が多く時間に余裕があったので、半分旅行のような出張だった。起きたら温泉に入り、午前中ちょっと仕事をして、昼は美味しいものを食べる。1件会議をしたら宿に戻って温泉に入り、会食の前にビアバーで何杯かビールを飲む。会食は福岡の美味しい店でたらふく食べて、25時の営業終了前に3度目の温泉に駆け込み、部屋に戻って寝る。そんな4日間を過ごした。
毎日これがいい。
 
ビールブランド創業計画が進んでいる。
ずっと前から自分のビールを作りたいと思っていたけど、本業も忙しく、自分一人だとつい後回しにしてしまっていた。友人にそのことを相談したら「じゃあ手伝うよ」とのことで、2名がチームに加わってくれた。別で話をしていたデザイナーも入ってくれて、4人体制になった。
それからというもの、プロジェクトが進む速さに目を見張る。
ブランドコンセプト、商品コンセプト、ビールのレシピ、ラベル、販路、SNS運用、販売免許申請……。大量のタスクを書き出して、一つ一つ進めている。それだけと言えばそれだけであるけど、チームで尻を叩かれながら進めるのと、一人で思い立った時に進めるのとでは進捗に天と地ほどの差がある。半年間一人では全く進められなかったことが2ヶ月で片付いたりする。特に自分は継続とか、やらないといけないことをきちんとこなすことが苦手なので、今の体制が向いているのかもしれない。
第一弾のビールをすでに仕込んでいるので、4月中にお目見えする予定です。楽しみだ。
 
ジャズセッションを主催した。
渋谷某所のビル屋上でジャズセッションを主催している。友人たちがやっているREPIPEという仮設建築集団が施工したオープンエア空間でジャズを弾いたり聴いたりできるイベントです。今回が3回目だった。
通常のジャズセッションはジャズバーなど、ジャズが目的の場所で行われている。客も演者が中心で、ジャズマン同士がジャズをする場所として提供されることが多い。でもジャズは聴く人を選ばず楽しめる音楽であるし(だから店のBGMとして使われる)、BGMでは気にしない即興性も見て面白がってもらえるんじゃないかと思い、このセッションをやってきた。回を重ねるに連れてお客さんも増えてきて、やりたかったイベントに近づいてきた感じがする。僕の演奏は下手だったけどそれでも楽しく、上手い人も楽しそうだったし、楽器を弾かない人もめいめい気持ちよく過ごしてくれていた。3回目にして、音楽をやる人もやらない人も緩くつながって良い空気感を共有する、バイブスのようなものが生まれてきているのがとても嬉しい。これからもなるべく続けていこうと思う。
次回は4月16日なので、気になった方はぜひいらしてください。僕に連絡してくれたら場所などの詳細をお知らせします。
 
ベストビール:LEMON FORMOSA(台北・臺虎精釀)
ベストビアバー:ビアキチ(福岡・渡辺通
ベスト中華:王餃子(福岡・中洲)
ベスト焼肉:玄風館(福岡・千代)
ベストアルバム:NIA(中村佳穂)
ベスト本:それから(夏目漱石

2021年に読んだ本

○技術関連
Unityの教科書
PythonではじめるKaggleスタートブック(石原祥太郎、村田秀樹)

 

○食
生まれた時からアルデンテ(平野紗季子)
男子厨房学(玉村豊男
食客旅行(玉村豊男
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義(田中宏隆、岡田亜希子、瀬川明秀)

 

○小説
ぼくは勉強ができない(山田詠美
放課後の音符(山田詠美

 

○漫画
少年イン・ザ・フッド(SITE(Ghetto Hollywood))
琥珀の夢で酔いましょう(村野真朱、依田温)
panpayaいろいろ(panpanya

 

○その他
オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る(オードリー・タン)
妄想する手 思考する頭(暦本純一)
岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。(ほぼ日刊イトイ新聞
NEVER LOST AGAIN(Bill Kilday)
リーン・スタートアップ(Eric Ries)
ZERO to ONE(Peter Thiel)
デジタル時代の基礎知識『ブランディング』(山口義宏)
世界に通用するビールのつくりかた大事典(ジェームズ・モートン
2020年6月30日にまたここで会おう(瀧本哲史)

 

2019より読書量が減った2020年よりも2021年はさらに読書量が減った。
忙しかった
フードエッセイが増えたが本当はもっと読みたく、買って積読になっている
ビールも食べ物も、もっと美味しいものをたくさん食べたいしそれを美味しいと人に伝えられるようになりたい。

2021年11月まとめ

アニメイトガールズフェスティバル(AGF)」に初めて行った。
AGFは毎年1回池袋で開かれるイベントで、腐女子向けにグッズ販売をしたり、コスプレの交流会があったりする。コロナ前だと2日間で10万人もが来場したらしい。女版コミケだ。仕事で行ったので、腐女子であふれる会場を駆け回って配線やら設営やらをした。世界には自分の知らない世界があって、いろんなお金がいろんなところで使われているんだなーって思った。
#休日出勤の申請を忘れていたので、タダ働きになってしまった。とてもつらい
 
仕事がだんだん忙しくなってきて、日々日付を跨ぐか跨がないかの勝負をしている。上司から「ここから10月までは忙しくなっていくだけだよ」と言われた。がんばらねば。
 
ベスト火鍋:タナベくんが作った火鍋
ベスト排骨坦々麺:支那麺はしご(東京・赤坂)
ベスト韓国料理:モイセ(東京・新大久保)
ベストビール:EBOSHIDORI(Belly Craft x NOROSHI BREWERY x Inkhorn Brewing)

2021年10月まとめ

仕事はなんだか忙しい。
今までチームで作ったり考えたりしてきたプロダクトがいよいよ商用化の話になっており、事業計画を立てたり仕様を厳密に決めたりオペレーションを構築したりしている。企画〜開発〜価値検証まで自分たちのチームに収まっていた時は簡単で牧歌的だったな、と今になって思う。今は関わる人が多いし、難しい判断が増えた。ものづくりは楽しいけど、事業は大変だ。それでもプロダクトも事業(計画)も少しずつできてきて、充実している。
 
家でセッションをした。
会社のビッグバンドにコンボをやる同期がいたので、家に呼んでセッションをした。自分と違う大学のジャズ研出身者とセッションをすると、定番曲が微妙に違って面白い。楽しかったので、12月に渋谷の某所屋上でもセッションをすることにした。詳細をお伝えするので、友人各位はご連絡ください。
 
ベストビール:COCONUT BOYS(奈良醸造 x Barbaric Works)
ベストバー:VIRTÙ(東京・大手町)
ベストビストロ:ウエスト(東京・西小山)
ベスト小説:ぼくは勉強ができない(山田詠美